岐阜まちなか歩き

黷じさいの山寺
'17/06/27


 
三光寺(さんこうじ)は、岐阜県山県市富永にある真言宗醍醐派の寺院であります、山号は龍王山です。

山あじさいの寺と言われてこちらの方が親しみやすいですね。
境内には140余品種9千株の山あじさいが植えられ、この地方では最大規模と言われています。
6月初旬から7月初旬が見ごろで、この時期には毎年あじさい祭りが開催されます。

縁起は寺の伝えによると、明暦3年(1657)時の春長律師の頃、里人が当山の門下に流れる武儀川の淵より光明を見て之を探ると不思議なことに、薬師如来・阿弥陀如来・観世音菩薩の三体が埋もれているのを見て里人は大いに驚きなりました。
これを淵よりすくいあげ、薬師如来を当山の本尊としてお祀りしたという伝説が残されております。
その後宝永元年(1704)に山城の国、醍醐寺三宝院門跡より令旨を賜り豊栄6年に野中寺内九世戒龍唯如大僧正を寺に招請し、中興開山としました。
師は堂塔伽藍を真言律寺として面目を一新し、行と加持祈祷を主に、宗祖弘法大師の法灯を広め、また多くの子弟を育て真言密教の一大道場となったそうです。

この寺は、真言宗醍醐派のお寺です。
真言宗は、弘法大師空海が開祖です、空海が平安時代に中国へ渡り、恵果阿闍梨から伝授した密教を基としております。

境内には、薬師瑠璃光如来・聖観世音菩薩・弁財天・弘法大師が祀られています。
本尊は、古来近隣の皆様に美山薬師として親しまれている薬師如来です、特に目の病に効くと云われているそうです。

市指定天然記念物として、菩提樹・多羅葉があります。
菩提樹は釈迦が悟りを開いた場所にあったとされる木です、実は念珠に使用されます、6月下旬に小さな花が咲きほのかな甘い匂いで境内を包むそうです。
多羅葉は葉の裏面を傷つけると字を書く事が出来ます、その為古代お経を書く事に使用したとも云われていて葉書の木とも云われています。

6月の境内には、8000株・百数十種類の紫陽花が花曼荼羅の如く咲いてます、三光寺の紫陽花は、日本古来の品種である山紫陽花が中心です。
小柄で控えめな感じでそれでいて色鮮やかなのが特徴ですね、日本古来の花なので、山あいの穏やかな境内の風景とも合い、より花の良さを感じられると思います、これだけの種類を一同に観賞出来る場所はあまり無いそうです。
私が6月末に行きましたが今年は空梅雨でもう少し早くに行った方が良かった感じでした。

岐阜駅よりバスで約1時間弱、岐阜バス・岐北線ー富永バス停下車徒歩約5分
※取材時と内容が変更になっている場合がありますので、お出掛けの前に、詳細は電話にてご確認ください。

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