岐阜まちなか歩き

齠エ窟の中のお堂
'15/02/09


 
岩戸弘法瑞暁山弘峰寺。
美濃新四国八十八ヶ所霊場の十六番札所、高野山真言宗のお寺です。
金華山のふもとに位置する日本最大級の岩窟本堂を誇ります。

ここでは、護摩祈祷が行われます。
護摩祈祷とは弘法大師により伝えられた、真言密教秘伝の修法です、お不動様の前で煩悩の象徴である護摩木を米・お香・漢方薬・油などといっしょに燃やし、厄や災いを払い願望を清めて、大願が成就するようにお願いします。

内護摩と外護摩、内護摩とは自分の心の中にある煩悩や業を心に秘める炎で焼き払い正しき道を見つけ出すことである。
外護摩とは、護摩壇に火を点じ、火の中に供物を捧げ、護摩木に書かれた誓を護摩の煙で不動明王に伝える手法です。
この二つを六波羅蜜(ろくはらみつ、ろっぱらみつ)を通して考え、自分の姿を見つめ、より良い進むべき道を見つけて行く祈祷です。

六波羅蜜とは、仏の世界に行くために衆生(この世の人々)が行う修行。
布施、人のために惜しみなく何か善いことをすることを意味します。
持戒、自分勝手に生きるのではなく、互いに相手のことを考えながら、仲良く譲り合って行くことを意味します。
忍辱、悲しいことや辛いことがあっても、落ち込まないで耐えることを意味します。
精進、最善を尽くして努力する、向上心を持って継続することを意味します。
禅定、心を落ち着けて動揺しないことです、どんな場面でも心平静に保ち雰囲気に流されないことを意味します。
智慧、人は生まれながらにして仏様と同様の心を持っています、欲望が強くなると単なる知識だけで物事を考えるようになります、知識でなく智慧の心以て考えることを意味します。
(智慧の心、煩悩である分別心を取り去って、もののあり方を正しく見る)

護摩の炉に細長く切った薪木を入れて燃やし、護摩祈祷札を作り護摩の炉に入れて燃やし炉中に種々の供物を投げ入れ(護摩焚き)、火の神が煙とともに供物を天上に運び、天の恩寵にあずかろうとする素朴な信仰から生まれたものである。

また、この寺では、洞窟YOGA&焙烙灸などが行われています。

JR岐阜駅より岐阜バスで岩戸公園前まで約20分です。
岩戸公園の西側です。
※取材時と内容が変更になっている場合がありますので、お出掛けの前に、詳細は電話にてご確認ください。

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