岐阜まちなか歩き

齔シ別院の方が分かるかな
'14/06/13


 
本願寺岐阜別院、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の寺院(別院)であります、開基は准如上人(じゅんにょしょうにん)。
市民の皆さんは、西別院の方が親しみやすいと思います。

岐阜市には、ご存知のように東西両別院があります、東別院は真宗大谷派(東本願寺)の別院は、真宗大谷派岐阜別院です。

岐阜別院の沿革によりますと、16世紀の後半本願寺第11代顕如上人が美濃地方にご巡教の折に、この地の一柳直高が信徒となって帰依しその没後に墳墓の側に一寺が建立されたことにはじまります。
慶長8年(1603)第12代・准如上人がこの地をご巡教の際に、先の直高の子息・直末が父の遺命により志を申し出て本願寺の坊舎別院となったのであります。
准如上人は顕如上人の第3男、後に大谷派本願寺を別立された長兄教如上人に代わって17歳でご継職、地方別院の体制を固め近世本願寺の基盤を築かれました。

昭和20年の岐阜大空襲により、岐阜別院も被害に遭い山門・鐘楼・経蔵等を残して、本堂等が消失しました。
昭和26年に再建されましたのが、現在の梁間十間、桁行18間の尊容を誇る本堂であります。
終戦間もない再建は、当地全体の復興のシンボルとして1ヶ月に及ぶ基礎工事には4500人もの門信徒が奉仕活動に駆けつけるなど、岐阜県下の寺院・門信徒が一体となって総力を結集して成し遂げられたものでした。

岐阜別院本門は県重要文化財です。
宝暦6年(1756)に建立されたもので、屋根は入母屋造り本瓦葺。
この門は、総けやき造りで彫刻などその時代の特色を表し技術的にも優れた建物です。
裏門も県重要文化財に指定されています。

岐阜別院経蔵は市指定文化財に指定されています。
二重楼閣風の建物で、屋根は正方形となる四注造りとなっています。
寺院所蔵の教典を納めておくところで、建物の内部に書物を収蔵する施設(輪蔵)があります。
内部四本柱の中心に有る八角造りの文庫で、中心軸の周りを廻る回転式となっています。
従って自由に回転させ必要な書物を取りだす事ができます。
輪蔵というものは、禅宗と共に中国から伝わって来たものですが、これを一回転させれば一切経を読誦するものと同じ功徳を持つとされています。

他に、鐘楼、八角堂などあります。
隣接して岐阜幼稚園が有ります。

岐阜バス北税務署前下車、北へ徒歩5分程度です。
※取材時と内容が変更になっている場合がありますので、お出掛けの前に、詳細は電話にてご確認ください。

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