岐阜まちなか歩き

黷、だつの町の旧家
'18/02/08


 
江戸中期の建物で、古い形式のうだつ造り美濃の市内最大規模で代表的な商家の一つであります。
間口12間(約22メートル)、奥行8間(約14.5メートル)、建坪96坪(316.8平方メートル)で、中2階の構え8畳間9つどりを基本にした家屋です。

鬼瓦が小さく破風瓦の下の懸魚もない簡素な造りは、最も古いうだつ軒飾りの形式だそうです。
大きな特徴は破風瓦が左右に2枚で構成されている点です、他の家は左右1枚ずつになっています。

江戸時代から紙の原料商として繁栄を続け、江戸末期には庄屋を戦前には町の諸役を勤めた名家でありました。
度々改造はありましたが古風さがよく残り、かつての富裕さをしのばせています。
中庭には涼やかな音を奏でる水琴窟があり、これは環境省の残したい日本の音風景100選に選定され、しっとりした和情緒を堪能できます。

入口を入ると帳場があります、紙問屋を営んでいた昔商いに使われていました。
帳机・帳箪笥・小間よせ・接客用火鉢などが往時を偲ばせますが、年配の方たちは分かりますが昨今TVで時代劇が少なくなり、若い方には帳場がわからないみたいです。

部屋に入ると、明かり取りの空間があります、天井から空へ向けて切り取られた明かり取りは、明治時代の改築によって取り付けられたものだです。
天井からの高さは約3メートルあり、窓の少ない無い建物の知恵ですね。

奥座敷は床の間と中庭が見渡される10畳ほどです、豪商時代の栄華をうかがわせます。
四季折々に彩られた庭と水琴窟の清らかな音を楽しめる客間です。

美濃史料館として美濃市の古い歴史・文化、建造物に関する史料を展示しています。
うだつについて学べるうだつ蔵があり、うだつのある町並みや特徴のあるうだつの説明があります。
また、郷土芸能である美濃流し仁輪加を紹介するにわか蔵もあります。

中庭にある水琴窟は、底に小さな穴をあけた瓶(かめ)を庭に逆さにして埋め込んだものです。
茶室の入り口や手洗いなどの地下に造られる風流な仕掛けで、穴から落ちた水が瓶の中で反響し、琴のような涼やかな音が聞こえます。
庭を坪庭と言う言い方がありますが、ここは広さから中庭という方が合ってるでしょう。

うだつのあるまち並みの中心部より少し東側にあります。

JR岐阜駅からJR高山本線 美濃太田駅まで25分乗換、長良川鉄道 美濃市駅まで30分です。
※取材時と内容が変更になっている場合がありますので、お出掛けの前に、詳細は電話にてご確認ください。

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