岐阜町本陣跡
米屋町辺りに岐阜町の本陣があった｡岐阜町は尾張藩であったが､関ヶ原の合戦の前哨戦での岐阜城落城を記念し､後年尾張藩主が岐阜町に来るのにあたり､賀嶋邸に本陣が設けられたといわれる｡岐阜御成と呼ばれていた｡尾張藩の歴代藩主は､必ず一度は岐阜を訪れ､ここを定宿とした｡徳川宗春は､享保18年(1733)に岐阜を訪れ､鵜飼を見物したり､お忍びで伊奈波神社の門前の茶屋へ行ったりしたという｡
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